BEITEL専用形式(.zte)

デフォルトでBEITELは文書を独自形式.zte(Zipped TreeEditor file)で保存します。
このファイルには、以下の情報が格納されます。
  • ツリー構造の文書
  • 各ノードに設定された画像データ
  • スタイル情報

OPML形式(.opml)

BEITELは文書をOPML(Outline Processor Markup Language)で読み込み・保存することもできます。
OPML形式で保存することで、他のアプリケーションでBEITELの文書を利用することができるようになります。

テキスト形式(.txt)

BEITELは文書をタブ文字によって階層を表現したテキストファイルとして読み込み・保存することもできます。
以下の操作を行うことができます。
  • [新規作成]
    文書を新規作成します。
    すでに編集中の文書がある場合、新規ウィンドウが開きます。
  • [開く...] [閉じて開く...]
    既存のファイルを開きます。
    すでに編集中の文書がある場合、[開く...]を選択すると新規ウィンドウが開き、ファイルの内容が読み込まれます。[閉じて開く...]の場合は保存するかどうかを確認するダイアログが表示され、現在のウィンドウにファイルの内容が読み込まれます。
  • [保存...] [名前を付けて保存...]
    現在編集中の文書を指定した形式のファイルとして保存します。
  • [HTML出力]
    現在編集中の文書をHTMLファイルとして書き出します。
  • [OPML形式]
    現在編集中の文書をOPMLファイルとして保存することができます。
    また、OPMLファイルを読み込むこともできます。
    • インポート
      現在編集中のドキュメントをOPML形式のファイルの内容で置き換えます。
      [開く...] [閉じて開く...]で開く場合と異なり、現在のドキュメントの保存先などの情報を維持したまま内容のみを置き換えます。なお、インポートした場合、編集中のドキュメントのスタイルは変更されません。
    • エクスポート
      現在編集中のドキュメントをOPML形式で出力します。
      [保存...] [名前を付けて保存...] から保存する場合と異なり、現在のドキュメントの保存先は変更されません。
  • [テキスト形式]
    現在編集中の文書をタブ文字によって階層を表現したテキストファイルとして保存することができます。
    タブ文字によって階層を表現したテキストファイルを読み込むこともできます。
    インポート、エクスポートの動作はOPML形式と同様です。

BEITELからのコピー

ノードを選択した状態で[Ctrl]+[C]キーを押すか、右クリックし[コピー]を選択するとクリップボードにノードの内容がコピーされます。
  • BEITELへの貼り付け
    BEITELの貼り付けたいノード上で[Ctrl]+[V]キーを押すか、右クリックし[貼り付け]を選択すると、クリップボードに格納されたノードが、そのノードの子として貼り付けられます。この際、ノードをどのように貼り付けるのか以下のような選択肢が現れます。
    1. ノードへのリンク
      (コピー元とコピー先ドキュメントが同一である場合)コピーされたノードへのリンクを作成します。
    2. テキストとして貼り付け
      ノードの内容をタブインデントされたテキストとみなし、このテキストを貼り付けます。
    3. ノードとして貼り付け
      画像などを含め、ノードを貼り付けます。
  • テキストエディタへの貼り付け
    ノードの内容がタブインデントされたテキストとみなされ、テキストエディタに貼り付けられます。
  • ペイントツールへの貼り付け
    選択したノードに画像が添付ファイルとして設定されていた場合、その画像がペイントツールへと貼り付けられます。
    画像ファイルとみなされるのは*.jpg(*.jpeg),*.png,*.bmp,*.gifのいずれかです。
  • エクスプローラへの貼り付け
    クリップボードにコピーされたノードが独立したBEITELのファイルとして貼り付けられます。
    複数ノードを選択した場合は、複数のファイルとして貼り付けられます。

テキストエディタからのコピー

テキストエディタなどからの文字列の貼り付けの場合、エディタでの修飾の有無や文字列の内容によって選択可能な形式が異なります。

文字列(リッチテキスト)

ブラウザやワープロソフトなどから文字列選択、コピーを行ない、BEITELテキストノードへと貼り付けを行なった場合、以下のようなダイアログが表示されます。
  1. リッチテキストとして貼り付け
    文字修飾情報を保持してテキストノードの現在のカーソル位置へと貼り付けます。
  2. プレーンテキストとして貼り付け
    文字修飾情報を除外してテキストノードの現在のカーソル位置へと貼り付けます。

文字列(リッチテキスト以外)

文字列をドラッグ&ドロップするか、コピー・貼り付けを行ってください。プレーンテキストとして貼り付けることができます。

URL文字列

http://, https://を含む文字列の場合は(ブラウザからリンクを貼り付ける際など)、以下のようなダイアログが表示されます。
URLによるリンクを選択すると、文字列をURLとして貼り付けます。

構造テキスト

文字列がタブでインデントされた、ツリー構造とみなせる文字列の場合には以下のようなダイアログが表示されます。
[構造テキストを貼り付け]を選択すると、タブをインデントとして解釈しノードとして貼り付けます。

ペイントツールからのコピー

ペイントツールなどからの画像データの貼り付けの場合、PNG形式の添付ファイルとして貼り付けられます。
また、Inkpodの[画像としてコピー]機能のように、テキストをともなう画像データの貼り付けの場合、以下のようなダイアログが表示されます。
画像の貼り付けかテキストの貼り付けかを選択することができます。

エクスプローラからのコピー

エクスプローラからのファイルの貼り付けの場合、以下のようなダイアログが表示されます。
  1. 絶対パスによるリンク
    ファイルに対してリンクを作成します。リンクは絶対パス指定によって保持されます。
  2. 相対パスによるリンク
    ファイルに対してリンクを作成します。リンクはドキュメントの保存されている場所に対して相対パス指定によって保持されます。
  3. 貼り付け
    ファイルが現在選択中のノードの子ノードとしてコピーされます。
    ファイルがBEITELドキュメント(*.zte, アプリによってサポートされる形式)の場合、ファイル内のノードがコピーされます。
    それ以外のファイルの場合は、添付ファイルとして保存されます。サムネイルが生成可能なファイルの場合、ノードの画像としてサムネイル画像が表示されます。
    (SVG, PDF, ZMP(Carabiner Inkpodのファイル形式)の場合はサムネイルが作成されます。その他の形式の場合でも、Windows環境の場合は、自動的にファイルのサムネイルが作成、表示されます。)
    コピーしたファイルは、ダブルクリックによりエディタで開くことができます。また、エディタで編集を行うと、次にBEITELウィンドウにフォーカスが移った際にリロードされます。

BEITELからのドラッグ&ドロップ

BEITELからのドラッグを行うと、ドロップ先により以下のいずれかとして解釈されます。
  1. ZTEファイル
  2. タブによりインデントされたテキスト
  3. 画像 ... コピーされたノードが画像ファイルの添付されたものである場合

ノード外へのドロップ

他のアプリケーションからノード外へのドロップは、BEITELドキュメント(*.zte, アプリによってサポートされる形式)のドロップのみ受け付けます。
ドロップされたBEITELドキュメントは、[ファイル]メニューの[開く...]と同様のファイルオープン処理が実施されます。

ノードへのドロップ

ノードにドロップを行おうとすると、ドロップ先の位置を示すマーカーが表示されます。
ドロップ元の文字列、画像、ファイルなどタイプに応じて、ドロップ形式を問い合わせるダイアログが現れます。選択肢はクリップボード経由の貼り付け時と同様です。
なお、ドラッグ&ドロップによりリンクを作成することも可能です。エクスプローラからドラッグ&ドロップする場合は、
[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらドラッグ&ドロップすることでファイルに対してリンクを作成できます。この際、以下のようなダイアログが表示されます。
以下のような内容をエクスポートすることができます。
  • ノード
    ノードが選択された状態でコピーもしくは切り取りを行うか、ノードのハンドルをつかんでエクスプローラなどにドラッグ&ドロップを行うと、選択されたノードをルートとするようなBEITELファイルがエクスポートされます。
  • ファイル(画像,その他のファイル)
    ノード上の縮小画像をエクスプローラなどにドラッグ&ドロップを行うと、選択されたノード上のファイルがエクスポートされます。