アプリケーション
アプリケーションのインストール方法
BEITELでは、アプリケーションにより機能拡張をおこなうことができます。
配布されているアプリケーションをインストールする場合には、以下の操作を行ってください。
  1. アプリケーション管理画面を開く
    [ヘルプ]メニューの[アプリケーションの管理...]を選択してください。アプリケーション管理画面が表示されます。


  2. アップデートサイト(配布元サーバ)を登録する (公式サイト以外で配布されているアプリケーションをインストールする場合)
    [アップデートサイト]タブを開き、[新規Update Site]ボタンをクリックしてください。URLを入力するダイアログが表示されますので、URLを入力し[OK]ボタンをクリックしてください。
    一度アップデートサイトを登録すれば、2回目以降はこの操作を行う必要はありません。

  3. 新規アプリケーションを検索・インストールする
    [新規アプリケーション検索]ボタンをクリックしてください。アプリケーションが見つかると、見つかったアプリケーションの一覧が表示されますので、必要に応じてチェックをONにし、[インストール]ボタンをクリックしてください。

    必要に応じて、ライセンスの確認などのダイアログが開きますので、画面の指示にしたがってインストールを進めてください。

  4. BEITELを再起動する
    正常にインストール処理が完了すれば、インストールが完了した旨のメッセージが表示されます。BEITELを再起動すると、インストールされたアプリケーションが有効化されます。

正しくアプリケーションがインストールされている場合、メニューに機能が追加されます。
具体的にどのような機能が追加されるか、その使用方法はアプリケーションのドキュメントを参照してください。

オリジナルアプリケーションの作成方法

簡易アプリケーション

簡易アプリケーションとは、アップデートサイトを通じて配布をせず、個人的に利用するアプリケーションを記述する場合に便利なアプリケーションの形式です。
BEITELの簡易アプリケーションは、以下の手順で作成することができます。
  1. (BEITELをインストールしたフォルダ)\extにアプリケーションのメインとなるJavaScriptファイルを作成する
    このファイルは、BEITELがウィンドウを開く際に実行されます。文字コードはUTF-8で作成してください。

    (サンプル)
    Hello Worldサンプル([編集]メニューに[Hello]メニューを追加します。クリックするとメッセージボックスで"Hello, World!"と出力します):
    var item = window.menu.createMenuItem("Hello", function(ev){ alert("Hello, World!"); });
    window.menu.edit.appendChild(item);
    

  2. 必要に応じて、Javaコード・画像などの外部ファイルを作成し、jarファイルにまとめてext以下に配置する
    BEITELのJavaクラスを使用したい場合は、開発中はクラスパス内に(BEITELをインストールしたフォルダ)\lib\beitel.jarを含めるようにしてください。

  3. BEITELを起動する
    (すでにBEITELが起動している場合) jarファイルの変更がなく、JavaScriptファイルの変更のみの場合は、[ウィンドウを再オープン]で再読み込みされます。
    jarファイルの変更がある場合は、一度全ウィンドウを終了し再起動してください。

配布可能アプリケーション

配布可能アプリケーションの作成方法については現在準備中です。
随時、ブログで紹介していく予定です。しばらくお待ちください。

アプリケーションから呼び出し可能なAPI

グローバルオブジェクト

window

機能

現在スクリプトが実行されているウィンドウに対応するフレームを表現します。

プロパティ

menu ウィンドウのメニューバーを表現するオブジェクトです。読み込みのみ可能です。
Menuタイプのオブジェクトです。
onclick ノードのクリック時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にClickEvent型のオブジェクトが設定されます。
onclose ウィンドウが閉じる時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にEvent型のオブジェクトが設定されます。
ondblclick ノードのダブルクリック時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にClickEvent型のオブジェクトが設定されます。
oninitialize ウィンドウが開かれた後、メニュー等の初期化が完了した時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にEvent型のオブジェクトが設定されます。
onopen ウィンドウが開かれた時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にEvent型のオブジェクトが設定されます。
onselect ノードの選択状態の変更時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にSelectionEvent型のオブジェクトが設定されます。
popup ノードでの右クリック時メニューを表現するオブジェクトです。読み込みのみ可能です。
Menuタイプのオブジェクトです。
swingFrame フレームに対応するSwingオブジェクトです。読み込みのみ可能です。
javax.swing.JFrameのインスタンスです。
selectedNodes 選択されているノードのリストです。読み込みのみ可能です。
ノードが選択されていない場合はnull、それ以外はNodeListタイプのオブジェクトです。
settings アプリケーションの設定保存・取得用のオブジェクトです。
appsフォルダ内のアプリケーションから呼び出した場合、Settingsオブジェクトが返されます。設定の保持・取得方法についてはSettingsオブジェクトの説明を参照してください。
extフォルダ内のスクリプトから呼び出した場合、nullが返されます。
toplevelSelectedNodes 選択されているノードのうち、トップレベル(これ以上選択されている親がない)ノードです。読み込みのみ可能です。
ノードが選択されていない場合はnull、それ以外はNodeListタイプのオブジェクトです。

関数プロパティ

addEventListener(String, Function)
機能 イベントリスナを登録します。
引数
  • イベント名
    イベントの名前を指定します。click,close,dblclick,initialize,open,selectのいずれかが指定可能です。
  • 関数
    イベント発生時に実行する関数を指定します。
戻り値 なし
removeEventListener(String, Function)
機能 イベントリスナの登録を解除します。
引数
  • イベント名
    イベントの名前を指定します。click,close,dblclick,initialize,open,selectのいずれかが指定可能です。
  • 関数
    イベント発生時に実行する関数を指定します。
戻り値 なし
getFile(String)
機能 引数pathを相対パスとして、アプリケーション内のファイルを取得します。
appsフォルダ内のアプリケーションから呼び出した場合は、(BEITELのディレクトリ)/apps/(パッケージID)/(path)が返されます。
extフォルダ内のスクリプトから呼び出した場合は、ext/(path)が返されます。
引数
  • パス
    参照したいファイルの相対パスを指定します。
戻り値 java.io.Fileが返されます。
getPersistentFile(String)
機能 引数pathを相対パスとして、アプリケーションに関する作業ファイルを取得します。
このファイルはアプリケーションのアップデート時などに削除されることはないため、永続的な設定保存領域として利用することなどが可能です。
appsフォルダ内のアプリケーションから呼び出した場合は、(BEITELのディレクトリ)/apps/.local.(パッケージID)/persistent/(path)が返されます。
extフォルダ内のスクリプトから呼び出した場合は、nullが返されます。
引数
  • パス
    参照したいファイルの相対パスを指定します。
戻り値 java.io.Fileが返されます。
openEncryptedInputStream(String)
機能 引数pathが示す永続化ファイルを暗号化ストリームとみなし、データを読み込むための入力ストリームを取得します。
getPersistentFile(String)の規約にしたがってファイルが作成されます。extフォルダ内のスクリプトから呼び出した場合は、例外が発生します。
引数
  • パス
    参照したいファイルの相対パスを取得します。
戻り値 java.io.InputStreamが返されます。
openEncryptedOutputStream(String)
機能 引数pathが示す永続化ファイルを暗号化ストリームとみなし、データを書き込むための出力ストリームを取得します。
getPersistentFile(String)の規約にしたがってファイルが作成されます。extフォルダ内のスクリプトから呼び出した場合は、例外が発生します。
引数
  • パス
    保存したいファイルの相対パスを取得します。
戻り値 java.io.OutputStreamが返されます。
getJSRunner()
機能 JavaScriptを非同期実行するためのオブジェクト JSRunner を取得します。
詳しい使用方法は jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnerクラス を参照してください。
引数 なし
戻り値 jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnerオブジェクトが返されます。

document

機能

現在ウィンドウで開かれているドキュメントを表現します。

プロパティ

rootNode ドキュメントのルートとなるノードです。読み込みのみ可能です。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
nodeStyles ノードスタイル(文字色・背景色)を表現するノードです。
NodeStyleListタイプのオブジェクトです。
columnHeaders カラムヘッダの一覧を示す配列です。
読み込みのみ可能です。(カラムヘッダの追加などはできません。)
Arrayタイプのオブジェクトです。要素にはColumnHeaderタイプのオブジェクトが格納されます。
filename 現在開いているZTEファイルの名前を示す文字列です。読み込みのみ可能です。
ファイルを開いていない場合はnullが返されます。
filepath 現在開いているZTEファイルが格納されているディレクトリのパスを示す文字列です。読み込みのみ可能です。
ファイルを開いていない場合はnullが返されます。
onclose ドキュメントが閉じる時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にEvent型のオブジェクトが設定されます。
onnodechange ノードの構造が変化した時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にNodeChangeEvent型のオブジェクトが設定されます。
onopen ドキュメントが開く時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にEvent型のオブジェクトが設定されます。
onpropchange ノードのプロパティが変化した時に呼び出されるイベントハンドラです。
Functionタイプのオブジェクトです。第一引数にPropChangeEvent型のオブジェクトが設定されます。
visibleColumns 表示領界に含めるカラム数を示す整数値です。
changeOddColor 行ごとに色を変更するかどうかを示すBoolean値です。
nodeContentWidth ノードテキストの幅を示す整数値です。
topicHandleColor トピックのハンドル色を示すオブジェクトです。
HandleColorタイプのオブジェクトです。
textHandleColor 本文のハンドル色を示すオブジェクトです。
HandleColorタイプのオブジェクトです。
defaultStyle ノードの既定スタイルを表現するノードです。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
checkBoxVisible チェックボックスを表示するかどうかを示すBoolean値です。
handleStyleClassname ハンドルスタイルを示す文字列です。
デフォルトスタイルの場合はnullが返されます。

関数プロパティ

addEventListener(String, Function)
機能 イベントリスナを登録します。
引数
  • イベント名
    イベントの名前を指定します。close,nodechange,open,propchangeのいずれかが指定可能です。
  • 関数
    イベント発生時に実行する関数を指定します。
戻り値 なし
createTreeNode(String)
機能 ツリーノードを新規作成します。
引数
  • ノード文字列
    ノードに設定する文字列を指定します。
戻り値 ツリーノードが返されます。
サンプル
var treeNode = document.createTreeNode("ノード名");
document.rootNode.appendChild(treeNode);
removeEventListener(String, Function)
機能 イベントリスナの登録を解除します。
引数
  • イベント名
    イベントの名前を指定します。close,nodechange,open,propchangeのいずれかが指定可能です。
  • 関数
    イベント発生時に実行する関数を指定します。
戻り値 なし

グローバル関数

alert(String)
機能 メッセージボックスを表示します。
引数
  • メッセージ
    出力するメッセージを指定します。
戻り値 なし
サンプル
alert("テストです!");
importFile(String)
機能 外部jsファイルをインポートします。
引数
  • パス
    インポートしたい.jsファイルのパス。
    extディレクトリを起点とした相対パスで指定してください。
戻り値 なし
createNewWindow()
機能 新しいウィンドウを開きます。
引数 なし
戻り値 なし

オブジェクトの型

Event

機能

特にパラメータをともなわないイベントを表現します。

プロパティ

type イベント名を示す文字列です。読み込みのみ可能です。

関数プロパティ

なし

ClickEvent

機能

ノードクリック時のイベントを表現します。

プロパティ

source イベントの発生元のノードを取得します。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
type イベント名を示す文字列です。読み込みのみ可能です。

関数プロパティ

なし

SelectionEvent

機能

ノードの選択状態変更時のイベントを表現します。

プロパティ

selectedNodes 選択されているノードの一覧です。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトの配列です。
toplevelSelectedNodes 選択されているノード(トップレベル(これ以上選択されている親がない))の一覧です。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトの配列です。
type イベント名を示す文字列です。読み込みのみ可能です。

関数プロパティ

なし

NodeChangeEvent

機能

ノード構造の変更時のイベントを表現します。

プロパティ

action 操作の内容を示す整数値です。読み込みのみ。
ノード追加: 1, ノード削除: 2
source 親ノードです。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
child 子ノードです。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
type イベント名を示す文字列です。読み込みのみ可能です。

関数プロパティ

なし

PropChangeEvent

機能

ノードのプロパティ変更時のイベントを表現します。

プロパティ

property 変更されたプロパティを示す整数値です。読み込みのみ。
テキスト: 1, 展開状態 2, ノード番号: 3, チェック状態: 4, 箇条書きタイプ: 5
更新時刻: 6, 作成時刻: 7, 画像などのデータ: 8, トピック/本文: 9, 文字色: 10
背景色: 11, 編集可能かどうか: 12
source ノードです。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
value 変更後の値です。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。
type イベント名を示す文字列です。読み込みのみ可能です。

関数プロパティ

なし

Menu

機能

メニューを表現します。

プロパティ

file ファイルメニューです。読み込みのみ可能です。
MenuContainerタイプのオブジェクトです。
edit 編集メニューです。読み込みのみ可能です。
MenuContainerタイプのオブジェクトです。
help ヘルプメニューです。読み込みのみ可能です。
MenuContainerタイプのオブジェクトです。
childNodes 子ノードのリストです。読み込みのみ可能です。
NodeListタイプのオブジェクトです。

関数プロパティ

createMenuItem(String,Function)
機能 新規にメニューアイテムを作成します。
引数
  • メニュー項目名
    メニュー項目として表示する名前を指定します。
  • ハンドラ
    メニュー選択時に実行する処理を指定します。
    このハンドラにはMenuEventタイプのオブジェクトが引数として渡されます。
戻り値 メニューアイテムが返されます。
MenuItemタイプのオブジェクトです。
サンプル
var comp = window.menu.createMenuItem("メニュー1",
                                           function(ev){alert("メニュー1");});
window.menu.file.appendChild(comp);
createMenuContainer(String)
機能 新規にメニューコンテナを作成します。
引数
  • メニュー項目名
    メニュー項目として表示する名前を指定します。
戻り値 メニューコンテナが返されます。
MenuContainerタイプのオブジェクトです。
サンプル
var container = window.menu.createMenuContainer("メニュー2");
window.menu.file.appendChild(container);
var comp = window.menu.createMenuItem("メニュー2アイテム",
                                 function(ev){alert("メニュー2");});
container.appendChild(comp);
createSeparator()
機能 新規に区切り線を作成します。
引数
戻り値 区切り線が返されます。
Componentタイプのオブジェクトです。
サンプル
var comp = window.menu.createSeparator();
window.menu.file.appendChild(comp);
appendChild(node)
機能 メニューバーにアイテムを追加します。
引数
  • 新規アイテム
    メニューバーに追加するアイテムを指定します。
    MenuContainerタイプのオブジェクトを指定することができます。
戻り値 追加されたアイテムが返されます。
insertBefore(newNode, refNode)
機能 メニューバーの指定位置にアイテムを追加します。
引数
  • 新規アイテム
    メニューバーに追加するアイテムを指定します。
    MenuContainerタイプのオブジェクトを指定することができます。
  • 追加先アイテム
    メニュー項目の追加先を指定します。
戻り値 追加されたアイテムが返されます。
removeChild(node)
機能 メニューバーから指定されたアイテムを削除します。
引数
  • 削除するアイテム
    メニューバーから削除するアイテムを指定します。
戻り値 削除されたアイテムが返されます。

MenuItem

機能

メニューアイテムを表現します。

プロパティ

icon アイコンとなるファイルを指定します。設定のみで取得はできません。
ファイルはjarファイル内に格納され、クラスパス(beitel.exeのあるディレクトリのlibもしくはext以下)内に存在する必要があります。
key ショートカットキーのキーコードを取得します。読み込みのみ。
java.awt.event.KeyEvent.VK_*で示されるキーコードが格納されます。ショートカットキーが指定されていない場合は0です。
modifier ショートカットキーのAlt,Ctrlなどの修飾子を取得します。読み込みのみ。
java.awt.event.InputEvent.SHIFT_DOWN_MASKなどの修飾子の論理和が格納されます。ショートカットキーが指定されていない場合は0です。
text メニューのテキストを設定・取得します。
tooltips メニューのツールチップを設定・取得します。
parentNode 親ノードへの参照です。読み込みのみ可能です。
Menu, MenuContainerタイプのうちいずれかのオブジェクトです。

関数プロパティ

setKeyStroke(Number,Number)
機能 ショートカットキーを指定します。
引数
  • キーコード
    ショートカットのキーコードを指定します。
    keyプロパティに対応します。
  • 修飾子
    ショートカットの修飾子を指定します。
    modifierプロパティに対応します。
戻り値 なし
サンプル
var comp = window.menu.createMenuItem("メニュー3",
                                           function(ev){alert("メニュー3");});
comp.setKeyStroke(java.awt.event.KeyEvent.VK_H,
                java.awt.Event.SHIFT_MASK|java.awt.Event.CTRL_MASK);
window.menu.file.appendChild(comp);

MenuEvent

機能

メニュー選択時のイベントを表現します。

プロパティ

currentTarget イベントの発生元のノードを取得します。読み込みのみ。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。

関数プロパティ

なし

MenuContainer

機能

メニューコンテナ(子メニューを持つことができるメニュー)を表現します。

プロパティ

icon アイコンとなるファイルを指定します。設定のみで取得はできません。
ファイルはjarファイル内に格納され、クラスパス(beitel.exeのあるディレクトリのlibもしくはext以下)内に存在する必要があります。
key ショートカットキーのキーコードを取得します。読み込みのみ。
java.awt.event.KeyEvent.VK_*で示されるキーコードが格納されます。ショートカットキーが指定されていない場合は0です。
modifier ショートカットキーのAlt,Ctrlなどの修飾子を取得します。読み込みのみ。
メニューコンテナの場合この値は常に0です。
text メニューのテキストを設定・取得します。
tooltips メニューのツールチップを設定・取得します。
childNodes 子ノードのリストです。読み込みのみ可能です。
NodeListタイプのオブジェクトです。
parentNode 親ノードへの参照です。読み込みのみ可能です。
Menu, MenuContainerタイプのうちいずれかのオブジェクトです。

関数プロパティ

appendChild(node)
機能 メニューコンテナにアイテムを追加します。
引数
  • 新規アイテム
    メニューコンテナに追加するアイテムを指定します。
    MenuContainerタイプもしくはMenuItemタイプのオブジェクトを指定することができます。
戻り値 追加されたアイテムが返されます。
insertBefore(newNode, refNode)
機能 メニューコンテナの指定位置にアイテムを追加します。
引数
  • 新規アイテム
    メニューコンテナに追加するアイテムを指定します。
    MenuContainerタイプもしくはMenuItemタイプのオブジェクトを指定することができます。
  • 追加先アイテム
    メニュー項目の追加先を指定します。
戻り値 追加されたアイテムが返されます。
removeChild(node)
機能 メニューコンテナから指定されたアイテムを削除します。
引数
  • 削除するアイテム
    メニューコンテナから削除するアイテムを指定します。
戻り値 削除されたアイテムが返されます。
setKeyStroke(Number,Number)
機能 ショートカットキー(Alt+キーコード)を指定します。
引数
  • キーコード
    ショートカットのキーコードを指定します。
    keyプロパティに対応します。
  • 修飾子
    ショートカットの修飾子を指定します。
    MenuItemタイプとインタフェースを共通にするために用意してある引数です。この値には常に0を指定する必要があります。
戻り値 なし
サンプル
var container = window.menu.createMenuContainer("メニュー4(T)");
container.setKeyStroke(java.awt.event.KeyEvent.VK_T, 0);
window.menu.file.appendChild(container);
var comp = window.menu.createMenuItem("メニュー4アイテム",
                                 function(ev){alert("メニュー4");});
container.appendChild(comp);

TreeNode

機能

ドキュメントを構成するノードを表現します。

プロパティ

text ノードの文字列です。
number ノードの番号です。読み込みのみ可能です。
updateTime ノードの更新日時です。
1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からのミリ秒数値です。
createTime ノードの作成日時です。
1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からのミリ秒数値です。
expand ノードが展開されているかどうかを示すBoolean値です。
ノードが展開されていればtrue、それ以外はfalseです。
selected ノードが選択されているかどうかを示すBoolean値です。
ノードが選択されていればtrue、それ以外はfalseです。
nodeType ノードがトピックであるかどうかを示すString値です。
ノードがトピックであれば"topic"、それ以外は"text"です。
foreground 文字色を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。
このノードに文字色が指定されていれば文字色を示すjava.awt.Colorオブジェクト、指定されていない場合はnullです。
background 背景色を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。
このノードに背景色が指定されていれば背景色を示すjava.awt.Colorオブジェクト、指定されていない場合はnullです。
textEditable テキストが編集可能であるかどうかを示すBoolean値です。
テキストが編集可能であればtrue、それ以外はfalseです。
panelEditable このノード(カラム含む)が編集可能であるかどうかを示すBoolean値です。
この値はこのウィンドウの実行中でのみ有効です。ファイルに保存されることはありません。
このノードが編集可能であればtrue、それ以外はfalseです。
imageData 画像データを取得するための入力ストリームを取得します。読み込みのみ可能です。
java.io.InputStreamのインスタンスです。このノードに画像が設定されていない場合はnullです。
imageFilename 画像データのファイル名を取得します。読み込みのみ可能です。
このノードに画像が設定されていればファイル名を示す文字列、設定されていない場合はnullです。
childNodes 子ノードのリストです。読み込みのみ可能です。
NodeListタイプのオブジェクトです。
parentNode 親ノードへの参照です。読み込みのみ可能です。
TreeNodeタイプのオブジェクトです。

関数プロパティ

appendChild(node)
機能 ノードに子ノードを追加します。
引数
  • 新規ノード
    このノードに追加するノードを指定します。
    TreeNodeタイプのオブジェクトを指定することができます。
戻り値 追加されたノードが返されます。
insertBefore(newNode, refNode)
機能 ノードの指定位置に子ノードを追加します。
引数
  • 新規ノード
    このノードに追加するノードを指定します。
    TreeNodeタイプのオブジェクトを指定することができます。
  • 追加先ノード
    ノードの追加先を示すノード指定します。
戻り値 追加されたノードが返されます。
removeChild(node)
機能 このノードから指定されたノードを削除します。
引数
  • 削除するノード
    ノードから削除するノードを指定します。
戻り値 削除されたノードが返されます。
setImage(String,InputStream)
機能 このノードに画像を設定します。
2つの引数にnullを指定することで、このノードに対する画像指定を解除することができます。
引数
  • ファイル名
    画像ファイル名を指定します。
    画像を解除する場合はnullを指定してください。
  • 画像データ
    画像データを供給する入力ストリームを指定してください。
    java.io.InputStreamのインスタンスを指定してください。
    画像を解除する場合はnullを指定してください。
戻り値 なし
getColumn(int)
機能 このノードに付随するカラムを取得します。
引数
  • カラムのインデックス
    カラムのインデックスを指定します。
    インデックスは0,1,2,...の順番に左から右に付与されます。
戻り値 カラムを表現するColumnオブジェクトが返されます。

ColumnHeader

機能

カラムのヘッダ部分を表現します。

プロパティ

text カラムヘッダに表示する文字列です。
visible カラムヘッダが表示状態であるかどうかを示すBoolean値です。
表示状態であればtrue、非表示状態であればfalseとなります。
width カラムヘッダの幅です。
textEditable このヘッダーが示す列において、テキストが編集可能であるかどうかを示すBoolean値です。
テキストが編集可能であればtrue、それ以外はfalseです。

Column

機能

ノードに付随するカラムを表現します。

プロパティ

text カラムの文字列です。
textEditable テキストが編集可能であるかどうかを示すBoolean値です。
テキストが編集可能であればtrue、それ以外はfalseです。

NodeList

機能

ドキュメントを構成するノード、メニューなどの構成要素のリストを表現します。

プロパティ

length リストの長さです。読み込みのみ可能です。

関数プロパティ

item(Number)
機能 ノードから要素を取得します。
Arrayと同様、[Number]によりアイテムを取得することも可能です。
引数
  • インデックス
    取得したい要素のインデックスを指定します。
戻り値 指定されたインデックスに対応する要素が返されます。

Settings

機能

設定情報を取得・参照するためのオブジェクトです。

関数プロパティ

createBooleanEntry(String, boolean)
機能 設定情報内に真偽値保持用のエントリ定義を生成します。
引数
  • パラメータ名
    エントリの名前を指定します。
  • デフォルト値
    エントリのデフォルト値を指定します。
戻り値 なし
createIntegerEntry(String, int)
機能 設定情報内に整数保持用のエントリ定義を生成します。
引数
  • パラメータ名
    エントリの名前を指定します。
  • デフォルト値
    エントリのデフォルト値を指定します。
戻り値 なし
createStringEntry(String, String)
機能 設定情報内に文字列保持用のエントリ定義を生成します。
引数
  • パラメータ名
    エントリの名前を指定します。
  • デフォルト値
    エントリのデフォルト値を指定します。
戻り値 なし
getBoolean(String)
機能 引数で示されるパラメータの値を真偽値として取得します。
引数
  • パラメータ名
    パラメータの名前を指定します。
戻り値 現在のパラメータの値。
getInteger(String)
機能 引数で示されるパラメータの値を整数値として取得します。
引数
  • パラメータ名
    パラメータの名前を指定します。
戻り値 現在のパラメータの値。
getString(String)
機能 引数で示されるパラメータの値を文字列値として取得します。
引数
  • パラメータ名
    パラメータの名前を指定します。
戻り値 現在のパラメータの値。
setBoolean(String, boolean)
機能 引数で示されるパラメータの値を真偽値として設定します。
引数
  • パラメータ名
    パラメータの名前を指定します。

  • パラメータの値を指定します。
戻り値 なし
setInteger(String, int)
機能 引数で示されるパラメータの値を整数値として設定します。
引数
  • パラメータ名
    パラメータの名前を指定します。

  • パラメータの値を指定します。
戻り値 なし
setString(String, String)
機能 引数で示されるパラメータの値を文字列値として設定します。
引数
  • パラメータ名
    パラメータの名前を指定します。

  • パラメータの値を指定します。
戻り値 なし

NodeStyleList

機能

ノードスタイルのリストを表現するオブジェクトです。

プロパティ

length ノードスタイルの数を示すNumber値です。読み込みのみ。

関数プロパティ

add(name, foreground, background)
機能 ノードスタイル定義を追加します。
引数
  • ノードスタイル名
    ノードスタイルの名前を指定します。
    String値を指定することができます。
  • 文字色
    文字色を指定します。
    java.awt.Colorオブジェクトを指定することができます。指定しない場合はnullです。
  • 背景色
    背景色を指定します。
    java.awt.Colorオブジェクトを指定することができます。指定しない場合はnullです。
戻り値 特にありません。
findByName(name)
機能 ノードスタイル定義を検索します。
引数
  • ノードスタイル名
    検索したいノードスタイルの名前を指定します。
    String値を指定することができます。
戻り値 検索結果のノードスタイル。見つからない場合はnullが返されます。
get(index)
機能 ノードスタイル定義を取得します。
引数
  • ノードインデックス
    取得したいノードスタイルのインデックスを指定します。
    Number値を指定することができます。
戻り値 インデックスに対応するノードスタイル。インデックスの値が定義されている個数以上の場合はエラーがスローされます。
remove(index)
機能 ノードスタイル定義を削除します。
引数
  • ノードインデックス
    取得したいノードスタイルのインデックスを指定します。
    Number値を指定することができます。
戻り値 特にありません。
set(index, name, foreground, background)
機能 ノードスタイル定義を更新します。
引数
  • ノードインデックス
    更新したいノードスタイルのインデックスを指定します。
    Number値を指定することができます。
  • ノードスタイル名
    ノードスタイルの名前を指定します。
    String値を指定することができます。
  • 文字色
    文字色を指定します。
    java.awt.Colorオブジェクトを指定することができます。指定しない場合はnull。
  • 背景色
    背景色を指定します。
    java.awt.Colorオブジェクトを指定することができます。指定しない場合はnull。
戻り値 特にありません。

NodeStyle

機能

ノードスタイルを表現するオブジェクトです。

プロパティ

name ノードスタイル名を示すString値です。読み込みのみ。
foreground 文字色を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。読み込みのみ。
未指定の場合はnullです。
background 背景色を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。読み込みのみ。
未指定の場合はnullです。

HandleColor

機能

ハンドル色を表現するオブジェクトです。

プロパティ

background1 背景色1を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。
background2 背景色2を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。
border 境界色を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。
faceHighlight 表面のハイライトを示すjava.awt.Colorオブジェクトです。
faceShadow 表面の影を示すjava.awt.Colorオブジェクトです。

Javaクラス

jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnerクラス

機能

アプリケーションの実行に必要な各種機能を提供します。

取得方法

JSRunnerオブジェクトはwindowグローバルオブジェクトから取得できます。
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunner;

...

// JSRunnerオブジェクトはwindowグローバルオブジェクトから取得できます。
JSRunner runner = window.getJSRunner();

メソッド

void invokeAndWait(jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnable)
機能 JavaScript実行コンテキストを新規作成し、処理を実行します。
モデルに変更を加える場合は、jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnableインタフェースを実装し、このメソッドを通じて非同期的に実行しなければなりません。
引数
  • 実行タスク
    実行したいタスクを指定します。
    タスクは、jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnableインタフェースを実装する必要があります。
    タスク内では、JavaScriptコンテキストを取得することができ、jp.carabiner.treeeditor.js.JSUtilsユーティリティクラスを通じてwindowグローバルオブジェクト、documentグローバルオブジェクトを取得することが可能です。
戻り値 なし
サンプル JSRunnableの実装例
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnable;
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSUtils;
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSWindow;
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSDocument;
import org.mozilla.javascript.Context;
import org.mozilla.javascript.Scriptable;

...

public class JSSampleTask implements JSRunnable {
    public void run(Context context, Scriptable scope) {
        JSDocument document = JSUtils.getJSDocument(scope);
        JSWindow window = JSUtils.getJSWindow(scope);
        
        // 処理
        ...
    }
}
JSRunnerの取得、実行例
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunner;

...

// windowグローバルオブジェクトはあらかじめ保持しておく
JSRunner runner = window.getCore().getJSRunner();
runner.invokeAndWait(new JSSampleTask());

jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnableインタフェース

機能

JavaScriptのタスクを表現するインタフェースです。
非同期に実行したい処理がある場合はこのインタフェースを実装し、jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnerを通じて実行する必要があります。

メソッド

void run(org.mozilla.javascript.Context, org.mozilla.javascript.Scriptable)
機能 タスクを実行します。
引数
  • コンテキスト
    Rhino(JavaScriptエンジン)のコンテキストです。
  • スコープ
    Rhino(JavaScriptエンジン)のスコープです。
    このオブジェクトを通じて、グローバルオブジェクトを取得することができます。
戻り値 なし
サンプル
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSRunnable;
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSUtils;
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSWindow;
import jp.carabiner.treeeditor.js.JSDocument;
import org.mozilla.javascript.Context;
import org.mozilla.javascript.Scriptable;

...

public class JSSampleTask implements JSRunnable {
    public void run(Context context, Scriptable scope) {
        JSDocument document = JSUtils.getJSDocument(scope);
        JSWindow window = JSUtils.getJSWindow(scope);
        
        // 処理
        ...
    }
}

jp.carabiner.treeeditor.js.JSUtilsクラス

機能

JavaScriptの処理に関するユーティリティクラスです。

メソッド

static jp.carabiner.treeeditor.js.JSWindow getJSWindow(org.mozilla.javascript.Scriptable)
機能 スコープにひもづけられたwindowグローバルオブジェクトを取得します。
引数
  • スコープ
    Rhino(JavaScriptエンジン)のスコープです。
戻り値 windowグローバルオブジェクト。
static jp.carabiner.treeeditor.js.JSDocument getJSDocument(org.mozilla.javascript.Scriptable)
機能 スコープにひもづけられたdocumentグローバルオブジェクトを取得します。
引数
  • スコープ
    Rhino(JavaScriptエンジン)のスコープです。
戻り値 documentグローバルオブジェクト。